気圧を学ぼう

気圧で実験!(空気のふしぎな実験)

天気予報では、高気圧や低気圧、気圧の谷といった「気圧」という言葉がよく出てきます。

 大気の重さによって生じる圧力を「気圧」と定義しますが、小学生が理解しやすいように、
気圧を「空気の重さ」ととらえて、実験を行い、「気圧」を理解できるように配慮しています。

(主な実験)

 実験1「空気にも重さがあるのかな?」

 ペットボトルにつめた空気の重さを測ってみます。空気にも重さがあるのかな。

 実験2「空気の重さはどれくらい?」

 重さがあるということは、空気にも物を押す力があるわけです。これを2つの実験で確かめます。

(1)   マルデブルグの半球実験

サラダボールを合わせて中の空気をぬきます。さて、どうなるかな?

(2)   減圧容器の実験

減圧容器に菓子袋をいれて、中の空気をぬいてみます!

 実験3「ペットボトルで雲を作ろう!」

 空気はふくらむと温度が下がるため、空気の中にあった水蒸気が冷えて水滴になります。
ペットボトルを使って、中の空気をふくらます実験をすると、ペットボトルの中に雲が発生します。

 この実験から、低気圧では雲が発生し、高気圧では雲が消えることを学びます。

以上の実験を通して、高気圧・低気圧の構造を理解し、高気圧・低気圧のまわりに吹く風の流れ
や気圧の変化と、天気との関係についての考察を深めます。

受講児童の感想

・高しおの実験で気圧がひくくなるほど海水があがるのがわかった。(3年生)


・実際に、ひこうきの中や山のちょう上の空気をペットボトルに入れて、かえってくるとどれくらいへこむかをやってみたい。(3年生)


・空気の重さは、つみかさなっていくとすごく重くなることが分かった。中からも空気が押しているからはれつしないとわかった。(5年生)

※講座によっては、時間や場所、講師の都合で必ずしもすべてを実施できないこともあります。
また、多少のアレンジが加わることもありますので、予めご了承ください。

お天気講座コンテンツ(実施プログラム)のご紹介

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